人生のツケというやつは最も自分にとって苦しい時に
必ず回ってくるものらしい
今まで己のために色々な奴を利用したきたおまえだが
最後の最後で悪い相手にぶつかったな
悪いことは重なって起こります。
こうありたくありませんね。
ツケを払わなくても良いように全力で行っていきましょう。
当初は魔王軍の魔軍司令・ハドラーの部下であり、魔影軍団の軍団長として登場。後に大魔王バーンの最大の秘密の鍵を握る側近であることが判明、ハドラーに代わって魔軍司令を務める。正体は暗黒闘気の集合体である魔界の魔物ミスト。ヒュンケルの命の恩人にして闇の師であり、強力な暗黒闘気や鋼鉄以上の硬度を誇る両腕の爪を操る。
名前の由来はmyst(霧)+主のバーンの個人名。作中では「影(ミスト)のバーン」という意味でもあり、影という言葉は「代行人」や「分身」といったニュアンスで使われていた。一見、口数が少なく極端に寡黙かつ冷静な性格に見られるが、それは接触する相手が極端に限られて、不慮の失態もない状態が平時であったためである。バーンに背いたロン・ベルクを独断で制裁を加えたり、戦いの長期化で自分も前線に出て、敵味方多くの人間と深く関わっていくことで自分の意見を伝えたり失態があれば、怒りを見せることが多く、感情的な性格を晒していき、物語が進行するにつれて口数は多くなる。ミストバーン自身は「他者に乗り移る」ことしか出来ず、自身の身体を呪っていた。そのため、自らを拾い「自分しか出来ない任務」と生きる意味を与えてくれたバーンには絶対の忠誠を誓っており、いついかなる時でもバーンの言葉や意思を全てにおいて優先し、そのためには共に戦い、敬意を払っていた味方でさえも見捨てるほどの冷徹さを持つ。本来の姿である「ミスト」は実体のない魔影生物である。これは暗黒闘気の集合体で、生命エネルギーだけの生物であり彼自身は「ガス生命体と幽霊の中間のような存在」と説明している。ゆえに自らを鍛え強くなることができないため、自身を鍛えて強くなった強者を敵味方問わず羨み尊敬する傾向があり、またその反対の性格の者をこれも敵味方問わず軽蔑する。それは袂を分かったハドラーやバラン、クロコダインに対しても、最後まで魔王軍であり後に自分の部下となったザボエラに対しても変わらない。特にハドラーとは一定の親交を築き、彼から礼を述べられたり、その身を案じたりもした。最終的にはハドラーへの情よりもバーンへの忠誠を優先して彼を見捨てたが敬意そのものは継続しており、ダイ一行を一度破った後にザボエラがハドラーを侮辱した発言をした際には「お前ごときにハドラーを卑下する資格はない」と警告し、金属生命体のヒムがハドラーの生まれ変わりを自称した際には憤慨している。