トマトに塩をかければ、サラダになる。
ただのトマト。ただの塩。
単体で見れば、ただの野菜と調味料。
しかし、それらが合わされば立派なサラダの誕生となる。
物(者)は合わせ方で何にでもなります。
それは小さなきっかけです。小さなことで大きく変わります。
あなたも同じですよ。
1995年4月19日から7月5日までフジテレビの水曜劇場枠(毎週水曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。主演は松本幸四郎。松本幸四郎演じる原田禄郎は、父親の死で突然、フレンチレストラン「ベル・エキップ」の若きオーナーになった。レストランにはシェフ磯野しずか、バーテン三条政子、禄郎とは腹違いの兄でオーナーの水原範朝ら若者たちが、なんとなく働いていた。そんな若者たちの前に、揺るがぬ情熱と厳しいプロとしての生きざまを持つ一人の男、千石武が現れる。千石は、今でこそ給食センターで働いているが、若き日にはフランスで修行したこともある有能なギャルソンだった。頑固で厳格、プライドも高く、一時はその名を響かせたこともあったが、ある日その姿を消していた。千石に触発された若者たちが、倒れかけたフレンチレストラン再建を目指し、シニカルで痛快な人情味いっぱいの人間ドラマが展開される。