君が正しいと思うことをやるんだ。
誰のために生きているのか。
誰のために行動するのか。
全ては自分のため。自分が正しいと思ったことをしましょう。
1996年公開のディズニーの長編アニメーション作品。原題は冒頭の通り『THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME』(日本語訳:ノートルダムのせむし男)だが、この「せむし男」が放送コードに引っかかるため、邦題は変更された。劇中に使われるロゴも『THE BELLS OF NOTRE
DAME』に差し替えられている。このような処置がとられているのは世界中でも日本だけである。なお、原作である小説の原題は『NOTRE-DAME DE
PARIS』(パリのノートルダム)。原作と異なりハッピーエンドで終わるが、ディズニー作品としては珍しく、非常にシリアスで重々しい描写もある。後述のように興行的には伸び悩んだが、画面の美しさは黄金期再来といわれる1990年代長編ディズニーの中でも屈指の作品で、ストーリー・音楽も合わせて評価の高い作品となっている。舞台は、15世紀のパリ。そこにあるノートルダム大聖堂の鐘楼にひっそりと暮らす鐘衝き男・カジモドは、容姿こそ醜いが、優しく純粋な心を持った青年。彼は、育ての親・フロローの言いつけで外に出る事を許されず、友人は3人組の石像だけだった。そんなある日、町の祭で楽しく盛り上がる人々を見て、我慢の出来なくなったカジモドは遂に大聖堂を飛び出した。